白血病にかかったから、2年間の入院を全力で楽しむ方法を探してみた
こんにちは!しのだです!
え、新年早々テーマが重いんじゃないかって?
そんなことないですよ。こうして開いてもらえたってことは、「なんだこのテーマ重そうだな」って思いつつ、興味をもってくれたってことじゃないですか。
そんなテンションで読んでもらえれば良いんです。
その調子で、サクサクと読んで欲しいです。
それで、あなたが万が一入院することになった時、この記事を思い出して楽しむ方法を見つけてもらえたらこの記事は成功です。
ふりかけうまいわあ(ボリボリ)
またふりかけばっか食ってるわん。塩分だわん。
ふりかけってなんでこんな美味しいんだろうね。入院生活でもお世話になったわ。
そういえば、小学校2年生から4年生まで入院してたんだっけ
そうそう、あの時はだいぶ大変だったなぁ。楽しいこともあったけどね
入院してて楽しいことなんてあんの?
もちろん、楽しもうと思えば色んな工夫はできるよ!せっかくだから、新年のこの機会に思い出して書いてみようかな
おお、書くならなるべく実用的に書いて欲しいわん!
これを書いた目的
これを書いたのは、
「私こんなに病気で辛かったの!同情して!」
「私こんなに頑張ってきたの!慰めて!」
みたいな理由ではありません。
ただ単純に
「入院て辛いなー!不安だなー!怖いなー!」
みたいな感情を少しでも緩和できる記事を書きたいなぁ
でもそういうの記事ってないよなぁ
と思ったことがきっかけです。
・今入院している人
・過去に入院した人
・周りに入院している人がいる人
が、病気とか入院に対してポジティブに考えられるようになるのが、今回の記事の目的です。肩肘張らずにゆる〜く、楽しんで読んで欲しいです。
白血病にかかった時の状態
・小学校2年生
・趣味:運動
2年間の入院をいかに全力で楽しむか
ここでは大きく2つの方法をご紹介します!
楽しむ方法① ひたすら創作活動にいそしむ
入院して得られるもの。それは圧倒的に時間です。
この時間を有効活用しない手はありません。
私の場合、とにかく好きなことに没頭しまくりました。
・ゲーム
・イラスト
・本
この3つは特にやりこんでました。
ゲームで一番ハマったのはは、今流行りの「どう森」です。もちろん15年前なのでスマホではありません。
入院生活でこの「ゆるふわ借金返済ゲーム」を廃人レベルまで追求してました。
最終的に家の改築を最終レベルまで行い、どの住民よりも豪華な家にすめるまでになりました。親から何時間ゲームをやってても「元気ならそれで良い」と認めてもらえる状態だったので、本当に休まず、ずっとゲームしてる時もありました。
それまではあんまり1つのことに打ち込む経験がなかったのですが、入院を通して「1つのことをやり遂げる経験」がいくつかできたことは、大きな収穫だったかもしれません。
そして、人間て自分が本当に欲望のままにやりたいことをやっていると、どこか冷静になってきます。自分て何がしたいんだっけ、どんなことが好きだっけ。みたいな。
そこから本とかイラストとか、少しずつ実用的な方に興味が湧いてきます。
イラストは元々自分の得意分野でもあり、極めて行くと上手くなるのが楽しくてどんどんのめり込んでいきました。自分のイラストを包帯に書いて他の子供達が喜んで包帯を巻いてくれるようになると、「人の役にたってる感」がもてて、めちゃめちゃ嬉しかったです。
こんなイメージ。
そこからイラストを更に勉強しようとすると、本を読みたくなってきます。
ここで何かを実現するために手にとった本がそのまま趣味になり、本自体を読むのが楽しくなってきます。ここまできたらしめたもの。
自分が好きなことに向かって勉強してアウトプットして、を繰り返せばもっと楽しくなってきます。私は15年前ネットが手元に無かったので発信できませんでしたが、今なら発信方法もいくらでもあります。
是非自分の好きなことを思い切り発信してみて欲しいです。
私が当時ネットをもっていたら・・・
・どう森の攻略法
・包帯イラストのノウハウ
あたりを絶対発信してたと思う。
もし「入院暇だなー」と思っている方は、この機会に超簡単なことでいいので何かを初めてみることをオススメします。
楽しむ方法② 病院食を楽しむ方法を研究する
病院食って基本的に美味しくないですよね。
食って、人生の50%くらいの幸せを埋めてくれる要素だと思うんですよ。
その50%が「やだな」って感覚になるのは結構きつい。
そう、入院って半分は食事との戦いだと思うんです。
病院食は飽きとの戦い。
その戦いの果てに私が辿り着いた方法は、
ふりかけマスターになることでした。
ふりかけは「飽き」に対抗できる強い味方です。
ここで、入院中に私が夢中になったふりかけランキングを発表します。
1位:緑黄野菜ふりかけ
最強にして最高のふりかけ。
2年間の入院中にどれだけこの方にお世話になったことか。
このふりかけ、パッケージの「野菜しか入ってないんだ」という味気無さそうな見た目からは想像できないほど旨味がすごいです。
小学2年生でも分かりやすいくらいの旨味・甘み・食感が絶妙に配合されています。美味しい。本当に美味しい。入れすぎて塩分過多で主治医によく怒られてました。
2位:味道楽
丸美屋さんの集大成ともいえる作品。
「味」の「道楽」ですよ。美味しいに決まってるじゃないですか。
このふりかけの強みは何と言っても食感。
鰹節がガリッガリに炒ってあり、食感の楽しさはピカイチ。
そこにカツオの旨味がガツン!と効いて、「ああ、和食の旨味」
入院食のふにゃふにゃした食事が多い中でも、このふりかけがあれば楽しさを取り戻せます。
3位:すきやき
入院中にすきやきって食べられますか?食べられませんよね。
そんなあなたのお悩みを解決してくれるのがこの方。
すき焼きに大切な
・肉の味わい
・卵の風味
・甘辛さ
を見事にふりかけで表現しています。
味がしっかりついているので、おかゆにいれても味が負けることはありません。
白血病に気付いたきっかけ
①急に身体がだるくなる
②鼻血がとまらなくなる
③腹痛が続く
あたりが半年間ずっと続いてました。
最終的に気付いたのは、お腹が痛すぎて病院にいった時。
病院で吐いた時に口から大量の血がでてきました。
これは「鼻血をずっと飲み込んでいたもの」がお腹からでてきたことによるものでした。
その後白血病と診断されましたが、小学校二年生だったのもあり、親からは告知されず。そのまま水戸の子供専用のガン専門病院に緊急搬送されました。
復帰後からの戻り方
復帰後、私の場合は小学校4年生だったので学校のクラスに徐々に戻っていくことになります。2年間もいなかったので、周りからすれば「転校生が来た」ぐらいの感覚です。
最初は保健室でちょっとならしてから、クラスで過ごす時間を増やしていきました。
本人への告知は?
私の場合、高校生になってから親に開示されました。
それまでは、「私って何の病気だったの?」と聞いても「身体にバイキンが入ったらしいよ」としか教えてくれず、それでなんとなく納得していた自分もいたので(多分そこまで興味がなかった)そのまま過ごしていました。もし退院してすぐ開示されていたら、変に再発に怯えたり、人と距離を置いてしまっていたと思うので、開示せずにいてくれた両親に感謝してます。親御さんの立場としては、開示のタイミングは医師の先生とよく相談した上で決めて頂くのが良いと思います。
よくされる質問集
・白血病って遺伝するの?
遺伝しません!発生は原因不明でランダムです。
・毛って抜けるの?
薬の副作用で全部抜けました。その分色んなカツラを楽しんでました。
・勉強どうしてたの?
院内学級があったので、普通の子と学力に差はあんまりでませんでした。
・外泊ってできるの?
私の場合、半年に一回くらいできました。
・ゴハン飽きないの?
飽きます。ふりかけマスターになって下さい。
・友達ってできる?
院内学級があったので友達はちゃんとできます。イベントもクリスマスとか色々用意してくれているので、交流もそこそこありました。
・白血病って完治するの?
正確には、完治しません。寛解という完治に限りなく近い状態になります。
ある期間を過ぎると、再発可能性はガクンと下がるので、その期間が過ぎるまでは慎重に過ごす必要があります。
・一番つらかったのって何?
ゴハンです。たまに親から差し入れでもらえる「バーミヤンのチャーハン」が死ぬほど美味しかったです。
・「どう森」以外にハマったゲームある?
「マクドナルド物語」っていう謎ゲーになぜかハマりました。
まとめ
2年間の入院は、自分の好きなことに没頭できる機会
色々書きましたが、入院を楽しむにはこれに尽きると思います。
もちろん、両親のサポートや看護師さん、医師の献身的な看病あってこそここまで自由にできたのでとても感謝しています。
病気や怪我による入院は、ある日突然誰にでも訪れます。
そんな理不尽なこと、誰でも暗い気分になるのは当然です。
でも、ちょっとでも入院生活を自分のための時間として捉えて、ちょっとでも楽しむことができたら相当変わってくると思います。
私は2年間で色々と試してみて今回の方法にたどり着きましたが、この記事をきっかけに少しでも自分の楽しむ方法を見つけて頂ければ幸いです!
それでは!(・∀・)
面白かったら読者になってくれると嬉しいな!シェア・はてブも大歓迎だよ!