チケットキャンプなぜ違法?違法摘発・停止に至った理由を3分で解説
こんにちは!しのだです。
私が好きでよく使っていたサービス「チケットキャンプ」が違法として摘発され、サービス停止になりました...。そう聞いて悲しみのあまり、途方に暮れました...
行けなくなったチケットは全部あそこで販売できていたのに...
300万ユーザーまで集まっていたのでその衝撃は大きいはず。
そこで、今回チケットキャンプが
・なぜ違法と言われたか?
・どの点に気をつけなければいけなかったのか?
を、法律に詳しくない私が3分ほどでさくっと読める内容でお伝えします。
また約束してたライブに行けなくなったよ...
毎回日程調整が下手くそだわん
今回だけはいけると思ってたの!しょうがない、チケキャンで売るしかないか惜しいけど...
チケキャンは残念ながら使えなくなったわん...
え!!!なんで???うそ?私よく使ってたのに!
そんなこと言ったって・・・
ちょっと、私でも理解できるように3分で説明して!
わ、わかったわん!(今日だいぶイライラしてんな・・・)
チケットキャンプとは
チケットキャンプとは、「行けなくなってしまったチケット」を出品できる チケット売買プラットフォームです。国内最大規模のチケット売買サービスで、「チケキャン」の愛称で親しまれていました。
・あんしん決済
・補償システム
・チケットの種類の多さ
が主なセールスポイント。
株式会社フンザが運営しており、2015年3月にmixiから115億円で買収されています。
サービス停止になってしまった原因4つ
①「ジャニーズ」「宝塚」などの商標を無断使用し、知的財産権に触れてしまった
こちらが本件の主な理由。「ジャニーズ」「宝塚」といった大規模な団体の商標を無断で使用し続けていたことが指摘されました。他の転売サイトでも無断で使用しているところはちらほら見かけるけど・・・それでもこの規模で無断使用していたことは摘発の判断材料として見逃せなかったようです。
②キャンペーンで転売を促進してしまった
①に加えて、ジャニーズチケット限定の「手数料無料キャンペーン」が展開していたことも摘発されました。このキャンペーン内容が「転売を明らかに助長してるじゃないか!」と判断されてしまいました。
③AppStoreから申請拒絶されるも「名前を変えて再申請」してしまった
ジャニーズ・宝塚といった名称を使用していたことから、AppStoreの申請が一度は下りずに対処に困ったことがありました。その時の対処方としてチケットキャンプ側は「名前を変える」という対処で再申請をして、AppStoreに掲載していたことが指摘されました。
④ネット上のダフ屋を優遇する仕組みがあった
①②の商標権違反だけが問題なら、「ジャニーズって言わなければそれで済むじゃん」という話になるのですが、原因はそこだけではありませんでした。実は手数料ゼロで転売業者を優遇していたことが、報道により発覚。こちらは事実上「ネット上のダフ屋を優遇する」意味に近くなってしまうので、商標権違反に加え、大ダメージになってしまったようです。
まとめ
①ジャニーズ・宝塚などの商標を無断使用してしまった
②ネット上のダフ屋を優遇してしまった
ことが今回のサービス停止となってしまった大きな要因でした。
個人的には、行けなくなったチケットを安心して売買できるサービスでかなり重宝していました。今後行けなくなったチケットを直接交渉しないとかあ・・・と思うととても悲しいです。
何より、300万人が使っていたサービスがこうして突然幕を閉じることにより、スタートアップはどんどん規制を気にして動きにくくなっていく。その影響も心配されます。
とはいえ、こうして「なぜ停止するに至ったか?」を知ることはサービスを理解する上で重要だと思うので、今回こうして記事にさせて頂きました。
こちらの記事から何か1つでも発見があれば幸いです。
それでは!
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